ck_fm0211のブログ

書きたいことを書く。

『Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門[業務で使えるデータ基盤構築]』を読んだ

この本を読んだ。

前の記事の通り、メモりながら読んでみたので、それを参考にしつつ読書メモをブログにも残す。 ck-fm0211.hatenablog.com

読書メモ

この本はBigQueryを中心としたデータ基盤について書かれた本。
BigQueryの強みを紹介しつつ、周辺プロダクトとの連携などもかんたんなハンズオンを交えながら紹介されている。

章立てとサマリ

章立てとしては以下の通り。それぞれにかんたんな要約をつけてみる。

  • 第1章 データ基盤の概要
    • 昨今話題のDX(デジタルトランスフォーメーション)とデータ基盤の関係。
    • データ基盤とそこに出てくる各要素の言葉の定義、目線合わせ。
  • 第2章 BigQueryのコンセプトと利用方法
    • DWHとして利用するBigQueryの基礎知識、使い方の紹介。
    • BigQueryの内部構造を解説し、なぜ高いパフォーマンスが出せるのか、他のDWH製品とは何が違うのかを示している。
    • また、BigQueryをうまく活用するためのユースケースの紹介。
  • 第3章 データウェアハウスの構築
    • BigQueryの可用性について解説。
    • BQでマート作成する際のベストプラクティスや、マート作成やDMLを流す際に使える便利機能を紹介。
  • 第4章 データレイクの構築
    • データレイクの概念の説明。
    • GCPでどのようにデータレイク・ウェアハウスを構成するか。既存のしくみ(Hadoop等)をどのように載せ替えるか・なぜそれができるか(どのようなサービスがGCPに存在しているか)
    • また、GCPでこれを構築するメリットはなにか(vs. オンプレ)
  • 第5章 ETL/ELT処理
    • ETL/ELTの違い、使い分けについて解説。
    • Dataflow/Dataproc/BigQueryでETL/ELTをするときのそれぞれの特徴がまとまってる
  • 第6章 ワークフロー管理とデータ統合
    • Cloud Composer/Dataflowの関係性について解説。
      • それぞれの用途とハンズオン
      • ハンズオンはQwiklabsにもありそう
  • 第7章 データ分析基盤におけるセキュリティとコスト管理の設計
    • データ基盤の運営を念頭に置いた、GCPにおける基本的な監査・コスト管理の方法
  • 第8章 BigQuery へのデータ集約
    • BigQueryへのデータパイプラインを作成する方法の例
      • 単純なデータ転送
      • Dataflowをつかった加工まで実施するパイプライン
      • 他サービスとの連携
  • 第9章 ビジネスインテリジェンス
    • BIツールの紹介
      • コネクテッドシート(GoogleSpreadsheet)
      • DataPortal
      • Looker
        • Lookerでの設定方法
    • BIツールを使うときのbqの便利機能
  • 第10章 リアルタイム分析
    • ストリーミング処理の実装方法
      • サンプルとしてPub/Sub->Dataflow->BigQuery
    • ストリーミング処理の概要の説明・ハンズオン
      • ハンズオンはQwiklabsにありそう
  • 第11章 発展的な分析
    • BigQuery GISの紹介
    • BigQueryで使える機械学習サービスの紹介とそれぞれの特徴使い方の説明
      • BigQuery ML
      • Auto ML Tables
    • AI Platformについても少し。

感想

一番タメになったこと

特に序盤のBigQueryの内部構造について解説されている部分がタメになった。
普段の業務でBigQueryを使っているが、内部構造についてあまり踏み込んで理解しておらず、他に利用したことのあるAWS RedshiftやOracle Exadataに比べて「すごく早い!」くらいの感想で済ませていた。
おそらくここで出てくる「インメモリシャッフル機構」がBigQueryをBigQueryたらしめる最重要要素であると理解した。
先週あたり、#bq_sushiのイベントでBigQuery高速化のLTを聞いたが、そのときは「なんでこんなことがわかるん??」という気持ちだったが、この本を読んで内部構造を理解することの重要性を理解した。

その他タメになったこと

細かい話だが、知らないコマンドや機能・仕様についても書かれており、これらは本番運用の中でもすぐにでも活用できるなと思うものが多かった。一例を以下に挙げる。

  • bq headコマンドでBigQueryのWebUIと同様のプレビューが参照できる
  • テーブルへのリストアは2パターン。
    • CTAS(CREATE TABLE AS SELECT
      • タイムトラベルに必要なテーブルメタデータが一度消去されるため、それ以前のタイムトラベルができなくなる
    • クエリ結果を別テーブルとして保存し、復旧対象テーブルの該当するデータをDELETEしてからINSERTする
      • タイムトラベルを考慮するとこっちを使ったほうがいい
  • 承認済みビューのクエリのWHERE句で、クエリ実行者のメールアドレスを返すSESSION_USER関数を使用することで、このビューが取得するデータをユーザーに応じて動的に変更できる。これによりユーザーに応じた行レベルのアクセス制御が可能。

反省

この本で紹介される機能はあくまで一例で、基本的には良いことしか書いてない。公式ドキュメントや実際に動かしてみると様々な制約事項などがあり、必ずしもその機能が万能ということではない(当然のことだが)。
たとえばこの本を読んでる最中、BigQueryのマテリアライズドビューの解説があり、それを読んでるとあたかも万能な機能にも思えた。そんなようなことをTwitterでつぶやいたら、ドキュメントをちゃんと読んでいる人(検証している人)からフルボッコにされた。

ちゃんとドキュメントは読もう。

この本の使い方

GCPでデータ基盤を構築したい、という人はもちろんだが、「データ基盤を作ったほうがいいと思うけど上司・会社にどう説明したらいいか」のサンプルにもなるなと思った。
特に第一章ではDXの話題からデータ基盤・データ分析の重要性について説いており、この文章はそのまま社内稟議を通すための資料にも使えるんじゃないかと思うほど一般化されていたように思う。
ここだけ引用させてもらって、実際の構築はAWSSnowflakeなんかを使う使うっていうのもアリだと感じた。

また、GCPにおける各サービスやその中の機能の比較が表・図になってわかりやすくまとまっている。この図をかき集めて社内wikiとかに貼り付けておくだけでもかなり有用な気がする。やってみよ。

本の読み方のメモ

まえがき

読書の仕方をメモする。
技術書とか啓蒙書とか読んでると、前半はやる気満々で読めるのだが後半で力尽きて目が滑るようになるなあという実感があった。
普段から本を読んでる人はそんなことないの?と思い、少し調べてみたら積極的読書という言葉を見つけた。(参考:http://livelognet.com/how-to-read-a-book/

ポイントは以下の3つ。

  • 本を読む目的を明確に
  • 書き込む
  • 自分の言葉で説明してみる

これを実践するために以下の方法でやろうと思う。多少ルールがあるので、忘れないようにメモとして残しておく。
なお、最近はもっぱらKindleで読むことが多いのでそれを想定した方法としている。

Kindleの機能を活用する。

Kindleにはハイライト機能メモ機能が搭載されている。これを活用する。

  • ハイライト機能:教科書に蛍光ペンで色を付けるみたいな感じで色付けできる。色は4色ある(ピンク・オレンジ・黄色・青)。
  • メモ機能:気になった文言とか文章にメモを残せる。

やり方は単純で、気になったところ、学びがあるなと思ったところ、あとで調べたいなと思ったところ、いつか自分が文章を書くとき(会社の資料とか)に使えそうだなって思ったところに色を付けて、必要に応じてメモを残す。これだけ。

ハイライトの色分けは以下のルールとする。

  • ピンク:重要。読んでる本(章)でいちばん重要そうなところ。
  • :そこそこ重要だったり気になったポイント。
  • オレンジ:あとで使えそうな文言。「ooとはxxということである」みたいなところになりがち。
  • :覚えておきたいこと。Tipsとか、重要ってほどではないけど知っておいて損はないなっていうくらいのところ。

とりあえずこのルールを念頭に置いて本を読んでみる。
これをやっておくとあとでブログに本の要約・感想を書くときにも役に立ちそうな気がする。

『イラストでわかるDockerとKubernetes Software Design plus』を読んだ

この本を読んだメモ。

Docker/Kubernetesは仕事で使っているものの、きちんと勉強したことがないなと思ったので、まわりで評判の良かったこの本を丁寧に読むことにした。

本の感想

  • Docker使ってると「レイヤ」って言葉を見るけど、そのイメージがついた。イラスト付きでしっかり解説してくれるのはありがたい。
  • CRIランタイム/OCIランタイムって言葉をよく見かける。こないだも見た。これの意味を理解した。
    • CRIランタイム: 高レベルランタイム。kubeletからの命令を受け付ける部分。コンテナ・イメージ・ネットワーク等全般の管理。
    • OCIランタイム: 低レベルランタイム。CRIランタイムからの命令を受け付ける。ホストから隔離された実行環境をコンテナとして作り出し、操作可能にする。
  • コンテナを使う際に何が起きてるのか、ざっとだが理解できたと思う。書いてあるけど理解が追いつかない部分はあるのでまた読み返そう・・
  • 正直、最後の方はついていくのが大変だった。というかついていけなかった気がする。コンピュータの基礎についてちゃんと勉強したほうがいいな。

読んでてハマったこと

コマンドが書いてあるので一つ一つ模写しながら確認していった。
その中でいくつかハマったのでメモとして残しておく。

前提:検証時の環境

  • PC: MacBook Pro (13-inch, 2020)
  • OS: MacOS Catalina(10.15.7)
  • Docker Desktop(3.1.0)

overlay2のディレクトリが見つからない

2-2-4レイヤ構造のイメージからのルートファイルシステム作成に用いられる要素技術

Docker内のレイヤの重ね合わせの説明で、storage driveroverlay2」の説明がある。
Docker Imageの中で実際にレイヤがどう保存されているかを確認してみよう、というところがある。

/var/lib/docker/overlay2/

しかしこのパスがMacだと見つからない。

% ls /var/lib/docker/overlay2/
ls: /var/lib/docker/overlay2/: No such file or directory

なんでやねん、ということで調べてみると、MacのDocker DesktopはVM上で動いているため、ここで出てくるパスはローカルMacではなくてVM上のパスであるとのこと。たしかにそんなことを聞いたことがある気がする。

じゃあそのVMにはどうアクセスしたらええねん、と続けて調べてみると、以下のコマンドでアクセスできるとのことで試す。

% screen ~/Library/Containers/com.docker.docker/Data/vms/0/tty

が、できない。何も表示されない。
記事によってはttyを入れてないので、そこか?と試す。

% screen ~/Library/Containers/com.docker.docker/Data/vms/0/
[screen is terminating]

ダメ。なんか即切りされる。

screenコマンドに慣れていないので、何かが違うのか?といろいろ調べてみるが、すぐに表示されるはず、らしい。
https://qiita.com/kawanet/items/263acbb870e3d2a842cd

何がおかしいんやと追加でググる。すると以下のissueを見つけた。
https://github.com/docker/for-mac/issues/4822
StackOverFlowにも同じような悩みが。
https://stackoverflow.com/questions/63445657/why-i-am-getting-screen-is-terminating-error-in-macos/63595817#63595817
ということでworkaround1を試す
https://stackoverflow.com/questions/63445657/why-i-am-getting-screen-is-termination-error-in-macos/63595817#63595817

% docker run -it --privileged --pid=host debian nsenter -t 1 -m -u -n -i sh
/ # ls /var/lib/docker/overlay2/
04220f51e5fa4946d9ccc91265931d1ac12a9da8b8ac268eaf4d07d67b890ae2
0da11ec70bdaaecc4f570fc28082ab7ea6a268cf610d842054ff1ef5b30c7e5d
0f9284d24e5a01b131f58917b7177b96dfd9ddc519fdc8952bfd86fc99fca4ed
(後略)

いけた!

このコマンドが何をやっているのかよくわからんので分解してみる。

docker run \
-it \
--privileged \
--pid=host \
debian \
nsenter \
  -t 1 \
  -m \
  -u \
  -n \
  -i \
  sh

基本は Docker-docs-jaから引用。筆者による追記あり

  • docker run
    • 新しいコンテナを実行する命令
  • -it
    • -i(--interactive): コンテナの STDIN にアタッチ
      • Dockerを起動しているコンソールの標準出力とコンテナの標準入力が繋がる
    • -t(--tty): 疑似ターミナル (pseudo-TTY) を割り当て
      • Dockerを起動しているコンソールの標準出力とコンテナの標準出力が繋がる
  • --privileged: このコンテナに対して拡張権限を与える
    • 特権モード。ホスト(ここではMac)のすべてのデバイスへのアクセスが可能になる。
  • --pid=host
    • --pid: 使用する PID 名前空間
      • 指定したコンテナ(ホストも可)とPID名前空間を共有できる。
      • =hostとすることでホスト側のPID名前空間を共有することができる。
  • debian
    • pullするイメージ
  • nsenter
  • -t 1
    • nsenterのオプション
    • -t, --target <pid>: 名前空間を取得するターゲットプロセス
    • ここでは1を指定している。1ってなんやと調べてみると、起動プロセス。まあそうか。
root@3b877f756d3f:/# cat /proc/1/cmdline
/sbin/init
  • -m
    • nsenterのオプション
    • -m, --mount[=<file>]: マウント名前空間
  • -u
    • nsenterのオプション
    • -u, --uts[=<file>]: UTS名前空間
  • -n
    • nsenterのオプション
    • -n, --net[=<file>]: ネットワーク名前空間
  • -i
    • nsenterのオプション
    • -i, --ipc[=<file>]: システムV IPC名前空間
  • sh
    • nsenterで上記で指定した名前空間内でshellを起動する。

・・・調べてみたが結局よくわからん。特にnsenterのオプションのところがわからない。
なんとなくわかったような気がするところだけ書くと、

  • ホスト(Mac)とnamespaceを共有したdebianイメージを特権モードで起動する
  • 起動したコンテナ内でnsenterで別PIDに入り込もうとする。このときPIDに1を指定すると自分自身を指定したことになる(?)ので、ホスト側から見るとDockerコンテナを起動している場所=DockerDesktopのVMへ入ることになる(?)

なのかな、たぶん。-m -u -n -iのところが全然わからないのだけど。

あまり深追いしてもしょうがないと自分に言い聞かせることにした。だれか詳しい人教えてほしい。
とりあえず、上記コマンドでMac上で起動しているDockerDesktopのVMに入ることができる

家を買った話

2020年に家を買った。
いろんな気づきもあったので書き下してみる。
自分が家を買うことは二度とないだろうけど、誰かの参考になれば幸いです。

動機・きっかけ

30歳を超え、世の中的には中堅のおじさんになってきた。
神奈川の京浜東北線沿線に賃貸で4年ほど住んでおり、そろそろ2度目の契約更新の時期。
住環境はあまりよくないなあと日頃思っていて、もう少し交通の便が良くて、買い物とかもしやすい場所に住みたいなあと考えていた。
ネット上で持ち家・賃貸論争を見ていて自分にはどっちが向いてるのかなあと思っていたが、とりあえず「壁に穴開けたりしたい」というよくわからない理由で持ち家がいいなと漠然と思っていた。

2020年正月に思い立ったように物件探しを開始した。たぶんきっかけは暇だったから、SUUMOとか行ってみるかーってくらいの軽い気持ちだった。

背景(家庭環境)

  • 筆者
    • IT系サラリーマン
    • 年収そこそこ
    • 福祉系サラリーウーマン
    • 年収そこそこ
  • 子供なし

家を買うまでの流れ

ざっくり以下の流れで購入に至った。
なお、「住みたい街」は夫婦で話し合ってすでに目星はついていたのでそれほど揉めたり悩んだりはしなかった。
決め手は交通の便の一択。

物件探し編

  1. SUUMOカウンターに行って話を聞いてみた。
    • 中古or新築のメリデメを把握した。
    • 「住宅ローン減税」について理解したのはこのとき。
    • マンションor戸建てを決める。戸建てにこだわりはないし、管理費払えばだいたいのことは管理人がやってくれるんでしょ?とマンションに決めた。
  2. 知り合いのFPさんと相談した。
    • ざっくりした予算を決めた。
    • 保険を勧められる(これは断った)。
  3. いくつかの物件紹介サイトを周回して、中古・新築問わずに内見に行く。
    • たぶん全部で5件くらい。
  4. 途中、いい感じの新築マンションを見つけて申し込んだ。
    • 抽選だった。
    • 抽選に外れることも考えて内見は継続した。
  5. 内見してるうちに申し込んだ新築マンションイマイチじゃね?という考えが浮かんできた。
    • 外観・内装・設備はかなり良かったけど、戸数が少なくて管理費が高いのと、近くに使いやすいスーパー/コンビニがなかった。
  6. 悩んでるうちに抽選が通ってしまった。夫婦で改めてそのマンションを評価して見送りにした。
  7. このあたりで物件探しに飽きた。たぶんSUUMOカウンターに最初に行ってから3週間くらい経ってた。
    • 中古でよさげなマンションもあったけど、なんとなく気に入らなくて保留してた。
  8. 「別に急いで買う必要ないよね」とか適当な理由をつけて物件探しを中断。
  9. 物件探しのことを忘れてた頃に、内見でお世話になってた不動産屋からいい感じの物件紹介を受けた。
    • チラシの時点で「ここええやん!」と妻が乗り気。
    • ポイントは値段。
  10. とりあえず内見に行ってみた。中古マンションで、売り主さんはまだご在宅。
    • きれいに使ってるなあという印象と、設備の割に安めの金額。
    • あとは売主さんの人柄がすごく良かった。いい感じのご夫婦で、旦那さんはシュッとしたイケメン、奥さんはとても美人。かたやこちらは年齢不相応なちんちくりん。
  11. 金額交渉を持ちかけてみて成功。買うことに決めた。探し始めてから2ヶ月くらい。たぶん結構早い方だと思う。

購入編

  1. ローンについて少し勉強して、複数の銀行に仮審査を申し込んだ。
    • とにかく金利が少ないほうがええんやろ?と、変動金利ベースで考えて申し込んだ。
    • フラット35みたいなやつも調べたけど、金利高すぎなので見送った。
  2. 続々と仮審査の結果が返って来ていたが、ネット銀行はどれも思った通りの金額にならず。
    • おそらく諸費用分もローンに組み込もうとしたため。ネット銀行はどこも物件価格分くらいしか出してくれなかった。
    • 預金的には諸費用分は出せたけど、どうせ借りるなら手元資金は残せる形にしたいなあと悩む。
  3. 最終的にメガバンクに決定。ローン本審査に進む。
  4. このあたりから新型肺炎が日本でも流行り始めてきた。
    • 金消契約(最後のお金のやり取り)が5月で、それまでにも何度か銀行やら不動産会社やら再内見やらの予定があり、不安になった。
    • 不安だったけど「これは不要不急ではない」と自分に言い聞かせ、マスク・手洗いうがいを徹底しながらこなした。
  5. 実印が必要になって急いで作った。
  6. 最終的に5月中旬に金消契約を行い、ついに自分の城を手に入れた。
    • 妻との共同ローンだけど。

うまくいったこと・学んだこと

  • 住みたい街を早めに決めたのは良かった。迷いながらだと内見がつらかったと思う。
  • お金って大事。これまで漠然と貯金してたけど、資産運用とか真面目に考えるようになった。
    • とりあえずNISAは始めた。
  • まず始めにSUUMOカウンターに行ったのは正解だった。家ってどうやって買うの?っていうしょうもない質問にも丁寧に回答してくれた。
    • ただ、SUUMOは商売の都合上、中古マンションはあまりおすすめしてくれず、新築推しだった。
      • 中古マンションの仲介は免許が必要?で、SUUMOはそういう会社ではない。新築が売れないと利益にならないらしい。
    • どちらが自分たちに向いてるのかはきちんと理解すべきだなとも思った。
  • 最初のやる気があるうちに内見を何件も行ったのもよかった。正直めんどくさいし、家を買わなきゃいけない積極的な理由もなかったのでくじけそうだった。
    • 記憶が新しいうちに複数の家を比較できたおかげで、こういう家が良いなとか、これは嫌だな、みたいな感覚が何となくつかめたように思う。

こうしておけばよかったなと思うこと・困ったこと

  • 住みたい街を決めてたのはいいけど、観点が「交通の便」に絞りすぎてて、他の観点もあったなと後悔した。
    • 当時、決めた街は騒音問題とかで少し問題になってた。そんなことは知らずに購入を決めてしまった。
    • 結果的には大して気にならない感じだったのでよかったけど、ちゃんと街の発展状況とかそういうの調べるべきだった。
    • あとは地盤とか。買うの決めてからそういえば、と思って調べた。こちらも結果的には問題なかったけど、ちゃんと調べるべきだった。
  • ネット環境について下調べが足りなかった。購入したマンションはVDSLで、光回線を各戸に引くことができなかった。引越し後、フレッツに確認してもらったから間違いない。
    • 最大100Mbpsが限界っていうのは今後の課題になりそう。資産価値も上がりにくそうでちょっと不安だったりする。
    • 現状の生活ではそれほど問題ではないのだけど。
  • マンションの細かい設備に目がいってなかった。今思えば、不動産会社の人にそういうふうに誘導された気がする。
    • たとえば郵便受けの場所。外から帰ってきて自宅の玄関までの動線になく、遠回りをしないといけない位置にあった。
    • 正直コレはかなり面倒で不満が大きい。でもまあ他にたくさんいいとこあるし、気にしないようにしている。

家を買ったメリット・デメリット

結論、正直メリデメはそんなにない気がしている。
個人の感想だけど、人生において何に重きをおいているか、だと思う。
自分は「心の平穏」が一番なので、以下に書いたメリデメを考慮すると、メリットのほうが上回ったと思う。つまりは家を買ってよかった

※以下のメリデメ以外にも「引っ越したメリデメ」もあるけどそれは省略。趣旨とずれるし。

メリット

  • 終の棲家を手に入れたぞ、という気持ちになれる。具体的には「この家に合う家具さえ買えばいい」っていう気持ちになれる。
    • たとえば洗濯機とか冷蔵庫。もしこのあと引っ越すことを考えると、取り回しの良いモノにしないといけないなと考えてしまうので、検討時のパラメタが増えてしまう。それがなくなったのは大きい。
    • ラグとかカーテンみたいなものとかも、今の家に合わせて買えばいいのでストレスが少ない。心理的な安定みたいなものを手に入れたと思う。
  • キャッシュフローを考えるいいきっかけにはなった。普段から考えてろよというお言葉はもっともだけど、でかい買い物をしてでかい借金を負って、ようやく真面目に考えるようになった。
  • 「終の棲家〜」にも少しかぶるけど、いつかやろうと思っていたことが始めやすくなったと思う。具体的には家庭内情報のwiki管理とかいろいろな配線とか。
    • いつか引っ越すことを考えると、どうしてもそういうものの管理が雑になってしまっていた。
    • 今はマンションの設備の情報(型番/マニュアル/メンテナンス時期etc)とか、購入した家具家電の情報とかをwikiにまとめている。これについてはいつか書きたい。
    • 配線とか家具配置も「何をどこに置くか」がほぼ固定になるので、それに合わせた配置ができるようになった。家具の裏に隠したり壁に這わせたり。引っ越すときに解体することを考えるとこれも面倒でやっていなかった。
      • このへんで工夫した話もいつか書きたいな。

デメリット

  • ローンが重い。家計が逼迫するほどではないけど、やはり賃貸よりは高い。
    • 転職とかを考えたとき、収入を減らすわけにはいかない、というプレッシャーがある。
      • 別に転職を考えていたわけではないのだけれど。
  • 壁に穴を開けたりしたいと思って購入を踏み切ったわけだけど、今の所穴は開けてない。し、開ける気もない。
    • 結局、購入したマンションの資産価値とか考えると好き勝手はしづらい。盲点だった。

おわりに

色々書いたけど、結論としては家を買ってよかったと思う。
持ち家・賃貸論争に終わりはないと思っているので、自分が満足なんだからそれでいいでしょ、と考えるようになった。
でもけっこう大変だったので、二度と経験したくないなと思う。

家を購入するときのポイントは「期間」「お金」「優先順位」だなと感じている。いかに素早く決めるかが最大のポイント。あとはそのときまでにどれだけお金を貯めているか・稼げるようになっているか。

もう二度とこんな大変な思いはしたくないし、する気もないのだけど、家を買ったときの気持ちを書き出していつか読み返してみたい。

2020年振り返りまとめ

ブログを開設してさっそく何を書くかに迷っている。
とりあえずGoogleカレンダーとかを見ながら、2020年にあったこととを月別に書き出して、後で気が向いたらそれぞれ記事化していこうと思う。
たぶん全部は書かない。ていうか1個も書かないかもしれない。

1月

  • [オタ活]ラジオの公開収録に行く
  • 家を買うことを検討を始める
    • 内見とか行き始める
  • FPさんにお金のこと相談し始める

2月

  • 初めてUSJに行く
  • [オタ活]FCイベントに行く
  • 家を買う活動は何となく飽きる

3月

  • 家を買う(契約する)
  • コロナを意識し始める

4月

  • 緊急事態宣言に合わせてリモートワーク開始
  • 勉強会への参加率が上がる

5月

  • 売り主さんとの契約とか
  • 新居に引っ越す
  • リングフィットアドベンチャーを買う

6月

  • [オタ活]春ツアーの予定が次々キャンセルに

7月

  • 特筆なし
    • [オタ活]たぶんネット配信ライブとかはあった

8月

  • Professional Cloud Architectに合格する

9月

  • [オタ活]ひさびさに生ライブ(2Days)

10月

  • ケータイ(iPhone8)の電池を交換する

11月

  • 特筆なし
    • Twitterで会社の愚痴とか書いた気がする

12月

  • 特筆なし
    • [オタ活]年末ライブ(3Days)

こうしてみると一番のイベントは家を買ったこと。人生で一番高い買い物だった。
車を買う予定もないので、100万円を超える買い物は一生で一回だったかもしれない。

あとはここには挙げてないけどQiita記事はたくさん書いた気がする。主に勉強のメモだけど。

  • 住宅購入
  • コロナ禍におけるオタ活
  • 資格の勉強

あたりは記事がかけるかもしれない。気が向いたら書こう。


2021-02-13追記 住宅購入について書いた ck-fm0211.hatenablog.com

ブログ始め

2021年になって1週間ほど経ったところでブログを開設してみる。

2020年はコロナ禍でリモートワークになったりして、プライベートな時間が大幅に増えた。
増えた時間は本を読んだりゲームしたりとinputに費やすことが多かったが、これじゃいかんなという気持ちがずっとあった。
ということで2021年はもうすこしoutputを増やしたい。
三日坊主にならないように、とはいえ重荷にならない程度にブログを継続したいと思う。

書く内容は特に決めてない。
一応ITエンジニアとして働いているのでIT技術ネタは書きたい。
加えて趣味的な話(本、ゲーム、某アイドル)など、雑多なものも思いつく程度に書いていこうと思っている。 頑張らない程度に頑張ろう。